人気ブログランキング |
<   2006年 04月 ( 7 )   > この月の画像一覧
地球は一日で一回自転して、
一年かけて一周、太陽を回るらしい。
聴くところによれば。
b0001402_9183985.jpg
地球が回っているしくみについて
僕が心配なんかする必要がないのと同じように、
この世界とか、日本社会が回っているしくみだとか、
裏側の構造まで僕が知ろうとする必要なんかない。

もっとも、そのしくみのすべてをわかっている人なんか、
この世界のどこにもいないだろう。
どの世界も、
表向きには一つの山の頂点を中心に
回っているように見えるけれど実際はたぶん、
独立して回っているコーヒーカップの集合体で、
全体の流れを背伸びして読もうとする人は、
同じカップの中に座っている人の表情を見ることができない。

でも、背伸びして全体の流れを眺めてから、
自分の居るカップに腰を下ろすと、
自分の今いる位置を、意識を遠くに飛ばしながら確認することができる。

背伸びした後に戻る場所。
目標よりも手元、
ゴールテープよりもスタートラインを、
いつでも確認しておきたいと最近よく思う。

足を踏み出す一歩めは、しくみのわかっている距離でいい。
というより、しくみのわかっている距離の方がいい。


専門学生の頃、僕は本気で世界を変えようと思っていた。
その頃思い描いていた世界は僕と、
テレビや新聞や本を介して繋がっていた。
それらはまるでドラえもんのどこでもドアのように、
二つの別世界を結んでいた。

スタートとゴールを結んでいるものが、
どこでもドアだったわけだ。
どこでもドアの世界では、距離感覚が失われる。
遠いものが近く見え、近くにあるものは見えなくなる。

どこまで行っても戻ってこられる場所、
スタートラインの風景。
地球のしくみや世界の流れよりもまず、
そちらをよく確かめておきたいと思った。


とりあえず今日は、いっぱい寝よう。
こはるびよりに感謝の日。
by KazuFromJP | 2006-04-30 10:27 | 今日は感謝の日
アリが苦手な子どもが多い。
b0001402_9573584.jpg
僕は小さい頃、
昆虫をはじめとする生き物が苦手で
触れることができなかったのだが、
アリだけは触ることができて、
庭の隅でよく弟と、
アリのスイミング大会を開いて遊んでいた。

実は今でも、
アリと蚊とゴキブリ以外の虫たちは苦手なのだが、
アリと遊ぶのはやはり楽しい。
昨日は暑い日差しのなか子どもたちと、
公園の隅に築かれたアリの集落を取り囲んで、
アリとの交流をはかった。

僕が一匹のアリを
自分の腕に乗せて見せると、
歓声を上げた子どもたちだったが、
「じゃあほら」と
子どもたちの小さな手のひらにアリを着陸させようとすると彼らは、
黒板を釘で引っかいたような悲鳴と奇声を上げ、
一斉に僕から3メートル離れた。

僕の隣に残ったのは、
一歳の少年、アップルだけだった。
彼の手のひらにアリを上陸させると、
アリはすぐさま彼の手の甲に回り込んだ。

アップルは、「あり、どこ行った?」
という表情をしてアリを必死に探している。
必死だが、相変わらずスローモーションだ。
僕が手の甲を指してやると手を返してのぞいてみるが、
その頃にはアリは既に、彼の肘から肩へ向けて疾走中であった。

そうしているうちに、
一斉に退いた奴らも射程圏内に戻ってきていた。
僕はまたアリを数匹捕獲。
彼らに不敵な笑みを送りつつターゲッティング。
そして「アリ弾丸」を、次々命中させた。
平凡な昼下がりをほのぼのしていたアリたちにとっては迷惑な話だ。

奴らはまた奇声と悲鳴と歓声を上げて退いていった。
そして僕は、まだ言葉の出ないアップルと、
アリを通じてコミュニケーションをはかった。

ぽかぽか陽気、ああ太陽が、ずいぶん高くなったなあ。

とそのとき、砂が舞った。
というより落ちてきた。というか降り注いできた。
奴らの逆襲が始まった。
スコップで大量の砂をすくっては
僕の頭や肩に乗っけてくる。
ちょっとねえ、痛いよ。

しかし彼らとしては、
「アリ」を、僕の頭や肩に乗せて楽しんでいるつもりらしい。
アリに触れることができない彼らは、
スコップで砂ごとアリを捕獲し、
僕の頭や肩に乗せる作戦を思いついたようだ。

奴らは僕の身体をアリに探検させて楽しんでいるらしいが、
一歩引けば僕は、ただ砂まみれにされているだけだ。
しかし彼らの瞳には、アリしか映っていない。

実は奴ら、アリが好きなのだ。
でも、苦手なんだ。


砂まみれでもとりあえず、
アリさん感謝の日。
by KazuFromJP | 2006-04-29 10:45 | 今日は感謝の日
何をやっても、
ということはないが、
自分のやっていることが絶対に他人にわからない場面が毎日ある。
b0001402_743146.jpg
誰にもわからない場所でどんなことをするのか。

それが、自分を望むべく方向に成長させるゲームにとって、
大きな意味を持っているらしい。

むかしの人の話によれば、
人が習慣を作りそして、
習慣が人を作る
らしいから。

キレイゴトはいつも、
本当は自分の為なんだからみんな、
初めからそう言い切ってくれたらいいのにと、
小さい頃から思っていた。

リアルな世界では人を殺すゲームより、
人を助けるゲームの方が自然に楽しいはずなのだ。たぶん。


そんなわけで僕は今朝、
道端に倒れたゴミ箱を起こしてみた。


と、ここに書いては意味がないが、
実際そんなゴミ箱には遭遇しなかったのだからそれはどっちでもいい。


そんな今日は、
心の中の、倒れたゴミ箱感謝の日。
誰にもわからない、心の場所で。
by KazuFromJP | 2006-04-28 08:04 | 今日は感謝の日
ときどき疲れるけどそれでも
b0001402_18371887.jpg
また新しい扉を開けるのは楽しい。


2月の終わり、

「まあ、あんまり人まみれになっても疲れるけどな」

卒業式から三年振りに、
先生に会って言われた。


言われてふた月でまた人まみれだ。

「他人の面倒を見る前にまず自分がしっかり―・・・」

というようなパターンの言葉を、先生は口にしなかった。


説教は人を動かせない。
習慣に語られる生き様と、
心の余裕が作り出す表情が人を動かす。

また扉を開け続けるのは疲れるけどでも、
開け続けていいんだと思った。

感謝。
by KazuFromJP | 2006-04-27 18:31 | ゲーム『人間』
春は、毎日表情が違う。
b0001402_12351644.jpg
ぽかぽかしたり、
びゅーびゅー吹いたり、
しとしと降ったり、
むずむずしたり、
ほわーんとしたり、
ズキッとしたり、
さらさらいったり、
ざわざわしたり、
そろーっとしたり、

何だかよくわからないまま気がつくといつも、
カンカンメラメラザーザーザー
ミーンミンミンジジジジジ
になっている。

でも今は、
よくわかってないけど気がついてはいて、
春の日をとりあえず、感じたりしている。
誰かに感謝。

今日は春の日感謝の日。
by KazuFromJP | 2006-04-05 12:43 | 今日は感謝の日
ブルドーザーが好きだ。
b0001402_12542296.jpg
いつか見かけたら写真を撮らなきゃ。

ある種のグズ病を昔から抱えている僕は、
心にブルドーザーを隠し持っている。

やるべきことが山積みの時、
それにとりかかるまでに一番、
時間を要する。
効率的なやり方を考えることに
無駄な時間を費やして、
結局のところ非効率なことを繰り返す。

しかしときどき、
例のブルドーザーが心を支配することがある。

ブルドーザーは、
山積みになった仕事をどういう順番で片付けていくのが
一番効率的かなどいう賢いことは、
全く考えない。

ただその時、目の前にあるものから、
ガガーッと、
豪快に処理していく。

僕は今朝、
ブルドーザーに支配された。
ふとんを干して、シャワーを浴びて、
ご飯を食べて、コインランドリーに行って、
コンビニで水道料金を払って、
タンスを整理して、
トイレとお風呂を掃除して、
洗濯物を干して、
写真を整理してプリントして、
手紙を書いて封をして、
郵便局へ行って――。

今朝僕は、ブルドーザーに支配された。
意識してそうした。

「最速タイム」みたいなものを追求するのであれば、
一番最初に写真プリントを開始しておいたり、
手紙を先に書いて、
洗濯物をとりにいく時に郵便局を回れるようにしたり、
賢い順番を考えるべきだ。

しかし、うまくはいかないのだ。
同時進行であらゆることに意識を向けて
仕事を進めていくといつも、
一時停止を繰り返し、
常に計画を練り直し回し、
結局のところ、仕事が片付いていかない。

買い物に出かけるとき、
英会話のCDでも聴きながら自転車に乗ったほうが
効率的なことをしている気になる。
でもそんなことを考えたり準備したりしているより先に、
買い物に出かけてしまってさっさと帰ってきて
英語のことだけ考えて勉強でもしたほうが、
よほど成果は上がる。

そういうものだ。


僕は、ブルドーザーが好きだ。
いつか見かけたら写真を撮っておこう。

ブルドーザー感謝の日。
by KazuFromJP | 2006-04-04 13:34 | 今日は感謝の日
東京発博多ゆきの新幹線車内で、
ちいさなゴキブリがこそこそ歩いているのを見た。
b0001402_13293746.jpg
僕は名古屋駅で彼女に別れを告げたけれど、
そのあといったいどこまで行ったのだろうか。

新幹線は移動手段。
それは人にとって。

もし彼女がその車内で生まれ育ち、
一生をその世界で終えるのだとしたら、
それが西へ東へ走り続けていることなど、
彼女にとって何の関係もない。

でも、

「ゴキブリも旅をしているんだ」

そう考える方が楽しい。


旅するゴキブリ感謝の日。
b0001402_13494912.jpg

by KazuFromJP | 2006-04-03 13:53 | 今日は感謝の日