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不登校の生徒も、中学校に避難するのかな。
by KazuFromJP | 2005-11-27 08:35 | 味わいライフ | Comments(0)
5日前、ちょっとしたきっかけで自分が生まれてからの日数を知ることになり、その日がちょうど、8500日目であった。
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そして今日は、5日経ったわけなので8505日目である。年齢は23歳のままであるが日齢は、少しボーっとしている間に一日一日確実に積み重ねられてゆく。

8501日から8504日にかけて僕は、長野県阿南町の山の中にいた。日出からは太陽、日没からは火のある暮らしの中で、「なんとなくただボーっとしているのも悪くない」、そう思った。ボーっと過ごしながらも、振り返れば結構いろんなことをしていた。そして8504日の後半から本日8505日のことを想うと、「ボーっとなんかしていられない、あれやってこれやって、それから―・・・」と考え続けながら、結局ほとんど何もできていないことに気がつく。

ボーっとしないように頭を動かし続けていると、どんどんアイディアが先に進みすぎて、遠い未来へと旅立ってしまう。僕の身体は取り残されて、旅立ってゆく脳みそに手を振るだけである。

僕の脳みそは過去8000日くらいから未来の20000日くらいを自由に行き来できるタイムトラベラーであるが、僕の身体はいつだって、正常な時間軸の流れとともに、その瞬間にしかいられない。脳みその方は、過去のあらゆる人たちにいつだって再会でき、未来の人たちとだって仲良くすることができる。

「脳みそ」には「脳みそ」の味わいライフがあって、好き勝手するのもまあ、悪くはない。けれど、不器用な「身体」の方の世界にある味わいをおろそかにしてしまってはもったいない。「脳みそ」の生きている世界は1487日だろうが26531日だろうがどうでもいいことだが、「身体」の方の世界にはもう、8505日目が再び訪れることはないのだ。

僕が日齢8505才から明日8506才になる間に、この世界で約20万人の人が死ぬ(僕の勝手な単純計算によれば)。今日まで共感を味わえる可能性があった人たちが明日には20万人もいなくなってしまうというのは、共感味わいゲームを楽しむことを目的に生きている僕としては非常に哀しい。というかもったいない。「おいおいちょっと待ってくれよ死ぬ前にちょっくら語り合ってから逝っておくんなさい」とかそういう感じだ。

僕は最近、アナログでローカルな発信を中心にした「共感味わいゲームライフ」を楽しみ始めた。それは、アナログでもデジタルでもローカルでもボーカルでもとにかく、人の中にいなければ楽しむことができないゲームなのだ。

「脳みそ」が「身体」のことをほったらかしにして25000日目あたりをふらふらしていたりすると、8505日目にいる不器用な「身体」の姿が恥ずかしすぎて、「人様にお見せできません」と勝手に発信を妨げられる。

でもこの8505日目にいる「身体」は、内にある能力は未熟であっても、8505日目までにしか共感しあうことのできない貴重なゲーム共遊者を同じ世界の中に持っている。

僕が仮に30000日目に、自分の脳みそも大満足する素晴らしい小説だとか彫刻だとか発明だとかをできたとして、でもそれだけの目的の為に、8505日目だとか10000日目だとかにはまだ同じゲームの中にいた、30000日目までに死んでゆく幾億の共遊者たちを無視していったのでは、誠にもったいない。もったいないのだ。

というわけで、今日もまた20万人死ぬわけだから、とにかくカッコつけてる場合じゃなくて、作りたいものがあるならとっとといっぱい作って、いっぱい発信して、考えるよりいっぱい動いておかなきゃいろいろもったいないということらしい。そしてそのためにはボーっとする時間を味わうことも必要らしい。とりあえず僕の場合。

誰かが言っていた。僕にどんな才能があったとしても、何もなかったとしても、所詮この身体は、天からの借り物に過ぎないのだと。この身体は言わば、魂の乗り物なのだ。だから、借りたマシンのすばらしさを見せびらかして偉そうにしたり、そのマシンの性能の低さを必死に隠そうとしたりするなんて、とてもバカバカしいことだ。

とりあえず8505日乗ってきたこのマシンで、この瞬間に使用できる能力を利用し、この瞬間に存在しているこの世界の共演者たちと一緒に、ボーっとしたり、冒険したりするのを味わう。そしてその中で、そんな共感を味わいつつも恐らく僕が、一番興味を持っていることは実は、8505日前に僕が借りることになったこのマシンに隠されているたくさんの機能を発見することだったりするのだろうと、僕はこのマシンを使いながら考えたりしている。

そんなことを思ってここに書き残した8505日目の僕は、8500日目の僕より確実に成長し、変化している。そんなことに意味があってもなくても、ここに書いたことで何かが変わったり実は何も変わっていなかったとしてもまあ、つまり、そんな風に考えてみることの、味わいライフ。

そして空は、今日も青かった。


A borrowed thing.[11th October]
by KazuFromJP | 2005-11-25 20:57 | 味わいライフ | Comments(2)